当材料理工学コースを卒業・修了したあとの進路は大きく分けると二つになります。一方は修士課程もしくは博士課程への進学、他方は就職です。

就職する場合でも、公務員あるいは一般企業に分かれます。このページではそれらの割合や就職先などについて説明します。

1. 進学率

進学者と就職者の割合についてですが、大学院生の場合はほとんどが就職、学部学生は約50%が就職します。学部学生の40~50%程度が大学院進学です。その他は大半が公務員志望です。

2. 求人数

つぎに、材料理工学コースに対する求人数の推移を見てみましょう。求人数は年度により異なりますが、就職希望者数に対して十分な学科指定求人があります。

3. 就職先業種

就職者の産業別比率についてみてみると、材料・金属系産業や機械産業を中心に、さまざまな業種に就職していることがわかります。

これは、材料理工学コース卒業生の進出分野が、一部の工学分野に限定されるものではなく、広い産業分野に及んでいることを示しています。

<令和元年度から令和3年度までの主な就職先は以下のとおりです>

学部生 大学院生
JFE建材(株)
MMCリョウテック(株)
NDソフトウェア(株)
TDK秋田(株)
TDK(株)(2)
UTエイム(株)
アイシン軽金属(株)
青森オリンパス(株)
青森市役所
秋田県教育委員会
秋田県教育委員会(工業高校教員)
秋田県庁 (3)
秋田市役所
エヌシーイー(株)
大館市役所
(株)IHI
(株)アライヘルメット
(株)エデュースジャパン
(株)角館芝浦電子
(株)シーエックスアール
(株)ダイナム
(株)高田工業所
(株)ツガミ
(株)東亜産業
(株)東海理化電機製作所
(株)トーキン
(株)トライグループ
(株)ナスカ
(株)日立ニコトランスミッション
(株)ライターム
北上信用金庫
警視庁
小木曽工業(株)
昭和電線ホールディングス
スズキ(株)
スミダ電機(株)
大同興業(株)
太平電業(株)
テクノエイト(株)
東芝エレベータ(株)
東北エプソン(株)
東洋アルミニウム(株)
東洋刃物(株)
トーヨーカネツ(株)
ナパック(株)
日研トータルソーシング(株)
日本年金機構
ヒロセ電機(株)
三菱電機(株)
ミネベアミツミ(株) (2)
湯沢市役所
レイズネクスト(株) (2)
(株) 鷺宮製作所
(株)WELCON
(株)アカシック
(株)アクティブ・ワーク
(株)アルトナー
(株)七十七銀行
(株)シュヴァルベル
(株)チノー
(株)トーキン
(株)ワールドインテック
(株)中部理化
(株)日本製鋼所
岩手労働局
国見町役場(福島県)
三菱製鋼(株)
秋田指月(株)
秋田労働局
新日本テクノカーボン(株) (2)
青森地方検察庁
多摩川精機(株)
大橋鉄工秋田(株)
大同メタル工業(株)
竹田設計工業(株) (2)
長岡市役所
登米市役所(宮城県)
東京国税局
東芝エルイーソリューション(株)
東芝ホームテクノ(株)
東北エプソン(株)
日軽情報システム(株)
日研トータルソーシング(株)
日発精密工業(株)
日立グローバルライフソリューションズ(株)
富士電機パワーセミコンダクタ(株)
AGCディスプレイグラス米沢(株)
AGCブライブリコ(株)
DOWAホールディングス(株)
JFEコンテイナー(株)
JFEスチール(株) (2)
JFEテクノリサーチ(株) (2)
KYB(株)
NOK(株) (2)
TDK(株) (2)
YKK AP(株)
アイシン・エィ・ダブリュ(株)
愛知製鋼(株)
アズビル(株)
いすゞ自動車(株)
(株)アルファシステムズ
(株)クラベ
(株)神戸製鋼所
(株)日立金属ネオマテリアル
(株)リケン
キオクシア(株)
シンプレクス(株)
タワーパートナーズセミコンダクター(株)
トヨタ自動車(株)
日本発条(株)
富士通セミコンダクタ(株)
古河電気工業(株)
マイクロンメモり ジャパン合同会社
三井金属アクト(株)
三菱製鋼(株)
ミネベアミツミ(株) (2)
ラピスセミコンダクタ宮城(株)
ローム(株)
愛知製鋼(株)
(株)MOLDINO
(株)アライドマテリアル
(株)アルトナー (2)
(株)エムテックスマツムラ
(株)オプトラン
(株)キャタラー
(株)シーアイシー
(株)タンガロイ
(株)チノー
(株)日本製鋼所
(株)日立産業制御ソリューションズ
(株)木村鋳造所
(株)有沢製作所
三菱重工業(株)(現・三菱パワー(株))
三菱製鋼(株) (2)
大豊工業(株)
東北特殊鋼(株)
日本エー・エス・エム(株)
日本軽金属(株)
日本冶金工業(株)

()内の数字は3年間の累積人数。()のないものは1人。

4.資格

  • 教職に関する単位を修得すれば、高等学校教諭一種免許状「工業」あるいは「理科」が与えられます。
  • 材料理工学コースを卒業すれば、JABEE認定プログラム修了者として「技術士補」に登録できる資格が得られ、技術士の第一次試験が免除されます。